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「お腹をさわると、ひんやりしている」
「冷たいものを食べると、すぐにお腹の調子が変わる」
手足の冷えは気づきやすいのに、お腹の冷えは見過ごされがちです。東洋医学では、お腹は「冷やさないほうがよい場所」と考え、昔から腹巻きやお灸などで温めてきました。
この記事では、お腹が冷えやすい人が毎日の中でできるセルフケアを、服装・飲み物・食事・温め方・ツボの順に鍼灸師の視点でまとめました。
お腹の冷えに気づくサイン
次のようなことが気になる方は、お腹の冷えを意識してみてください。
- お腹をさわると、手のひらより冷たく感じる
- 冷たい飲み物や食べ物のあと、お腹の調子が変わりやすい
- エアコンの効いた場所にいると、お腹がひんやりする
- 手足も冷えやすい
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1. 服装:お腹と腰を冷やさない
- 腹巻き:夏の薄手のものから冬の厚手のものまであります。1枚あると、季節を問わず使えます
- 重ね着:おへそが出る短い丈の服や、腰が出るパンツは、冷房の中では注意
- ひざかけ:座っているときは、お腹から脚にかけてかける
2. 飲み物:冷たいものを「常温か温かいもの」に
一日を通して冷たい飲み物が多い方は、1杯ずつ置き換えるところから始めましょう。
- 朝起きたら、白湯か常温の水を1杯
- 日中の飲み物を、温かいお茶に
- 冷たい飲み物は、一気に飲まずに少しずつ
いつ何を飲むとよいかは、腸活の飲み物、いつ何を飲む?で詳しく紹介しています。
3. 食事:温かい料理を1品
- 汁物:味噌汁やスープを毎食1杯
- 根菜:にんじん、ごぼう、れんこん、かぼちゃなどを、煮物や汁物で
- 薬味:しょうがやねぎを料理に添える
- 冷たいものは時間を選ぶ:アイスや冷たいデザートは、体が温まっている日中に少しだけ
「冷たいものは絶対にだめ」ではありません。量とタイミングを意識するくらいで大丈夫です。
4. 温め方:湯たんぽ・カイロ・入浴
- 入浴:シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯にゆっくりつかる日をつくる
- 湯たんぽ・カイロ:お腹や腰を温めるときは、肌に直接当てず、服の上から。長い時間同じ場所に当て続けない
- 寝るとき:湯たんぽは布団を温めるために使い、寝るときは布団から出す
湯たんぽやカイロは、心地よい温度でも、長い時間当て続けると低温やけどのおそれがあります。製品の説明書の使い方を守りましょう。
5. お腹のツボ:やさしく温める
お腹のツボは、強く押すより、手のひらを当ててやさしく温めるくらいがおすすめです。ツボの位置には個人差があります。
天枢(てんすう)
おへそから左右に指3本分ほど外側にあるツボです。お腹に力を入れすぎず、指の腹でやさしく押してみましょう。
関元(かんげん)
おへそから、指4本分ほど下にあるツボです。東洋医学では、お腹の冷えのセルフケアでよく使われてきました。手のひらを重ねて当て、じんわり温めてみましょう。
次のようなときは、お腹のツボはお休みしてください。
- 食事のすぐ後
- 強い腹痛があるとき
- 妊娠中の方(自己判断でお腹を強く押さず、医師などに相談を)
足のツボで温める方法は、冷えが気になる女性へ|足のツボと温め方で紹介しています。

こんなときは医療機関へ
- お腹の冷えと一緒に、下痢や腹痛が長く続く
- 血が混じる、強い腹痛がある、熱がある
- 体重が急に減った、食欲がない状態が続く
冷えだけと思わず、気になるときは医療機関に相談しましょう。
まとめ|お腹の冷えは「服・飲み物・温かい1品」から
- 腹巻きやひざかけで、お腹と腰を冷やさない
- 冷たい飲み物を、1杯ずつ常温か温かいものに置き換える
- 汁物や根菜など、温かい料理を毎食1品
- 湯たんぽ・カイロは肌に直接当てず、長時間当て続けない
- お腹のツボは、手のひらでやさしく温めるくらいに
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- 生理中のお腹・腰の温め方|鍼灸師が教える、カイロ・腹巻き・湯たんぽの使い方と注意
参考にした情報
- 消費者庁「ゆたんぽによる低温やけどに注意しましょう!」
- WHO Western Pacific Region「WHO Standard Acupuncture Point Locations in the Western Pacific Region」(2008年)
本記事は、東洋医学や鍼灸師の視点から日常のセルフケアを紹介するものです。医療行為の代替ではありません。症状が強い場合や長く続く場合は、医療機関にご相談ください。


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